ケーナの吹き方

ケーナの吹き方 step1 ケーナの選び方 運指表 音の出し方

さゆりさん
さゆりさん
こんにちは!私、60歳になるのだけど、この年からでもケーナって吹けるようになるかしら?
ピー助
ピー助
さゆりさん、60歳には見えませんね。美魔女ですね(*^^*)
さゆりさん
さゆりさん
あら、ありがとう。美容には気を使っているのよ!それでね、60歳で還暦になったので、新しいことを始めてみたいの。ケーナは楽しそうでしょ?
ピー助
ピー助
そうですね。大丈夫です! 一歩一歩急がず着実に練習したら必ずできるようになりますよ!
さゆりさん
さゆりさん
それじゃあ、やってみたいわ!わかりやすくお願いね!

はじめに

私がケーナを始めようと思った理由は、ただの偶然でした。たまたま出かけた先で、ペルーの方がフォルクローレの演奏に来られていて、とても楽しそうだったのでしばらく見てみたのです。そこでケーナもサンポーニャも初めてじっくり見て、どちらにも惹かれたのですが、ケーナほうが親しみやすそうだったので、私も吹いてみたいと思って買ってみました。(CDや、小物やケーナも販売されていたのです)

ケーナを間近で見たのは初めてで、持ち方も吹き方もわかりませんでした。でも購入して「吹き方を教えてほしい」とお願いすると、その場で簡単に教えてくれました。「こうやって吹いてごらん」と教えてもらい、初めて吹いたらほとんど全部の音が出たので「なんで音出るの?何かやってた?」と、びっくりされました。音を出すだけなら、篠笛と同じ吹き方で出たのです。

その後、10日ほど練習して、花祭りをなんとなく吹けるようになり、またペルーの方が演奏に来る日を調べて、色々教えてもらいに行きました。

それ以来、ケーナが好きになって、毎日吹いています。

こういういきさつなので、ここでは超初心者の方のためにケーナの音の出し方をメインに記事を書こうと思っています。いろいろ話を聞いていると、音を出すまでが一苦労らしいのです。(音を出すのが難しいのは、篠笛と同じです(^^♪)その先の表現の仕方とか、色々な技法(などがあれば)は、わかった時点で順次追加していきますね!どうぞよろしくお願いします!

今は、「花祭り」とか「コーヒールンバ」とか「コンドルは飛んで行く」など、みんなが知っている曲を練習していて、いつかフォルクローレが好きな方と一緒にギターやサンポーニャなどと共に楽しく演奏したいな・・・と夢見ています!

ケーナってどんな楽器?

私が購入したケーナは、1万円のものでした

私が購入したのは、この写真のケーナです。竹製で一万円でした。その時は、見るのも初めてだったので相場も知らず、こんなものかな・・と思って購入しましたが、後でネットなどで調べてみると、もう少し安い値段でも、かなり良いものもあるみたいです。

その時は、ペルーの方が、売っていたものを全部吹いて音を確認して下さって、「これが一番音が出しやすくていいよ」と渡してくれたので、これに決めました。そんなに上手ではない私が吹いても、なかなか良い音が出て、音程が確かです。ペルーの方も同じケーナを使っておられ、とても綺麗な音で演奏されていましたので、上手に作られたケーナだと思います。訊いてみると、知り合いの方が制作しておられるとのことでした。(ぼったくられているのではないと信じてます・・)

今はこのケーナにも慣れて、私も3オクターブ目のラの音まで出ますが、ペルーの人が上手に吹いてくれたら、3オクターブ目のドまで出ます。とても綺麗な音が出ています。

あまり安いケーナを買ってしまうと、上手下手ではなく、もともと3オクターブ目が出ないもがあったり、音程が悪いことがあるので、最初からある程度良い楽器を買うほうがよさそうです。(篠笛も、一概に値段だけでは決められないのですが、この音が出にくいとか、この音はピッチが悪いなど、笛によってかなり差があります。私が和太鼓を教えていただいていた先生は「へたくそ程良い笛を持て」と言っておられました)

ペルーのフォルクローレの演奏家の方に詳しくケーナについて伺いました

実は、写真のケーナを購入してから半年後から、ペルーのプロの方にケーナの個人レッスンを受け始めました。

私は最初、ケーナの3オクターブ目を、ラまでしか使っていませんでした。でもその後、CDなどを聴くと、アレンジ演奏部分で3オクターブ目のドまで使っていることがわかり、ドまで出す練習をしています。

実は、3オクターブ目のドは出るのですが、その下のシが綺麗に出ません。

そして、プロの先生のレッスンを受けたときに、(購入したときの方とは別の先生です)先生に私のケーナを吹いていただきました。

すると、悲しいことに、二つの問題点が発覚してしまいました。

1、先生が吹いても3オクターブ目のシの音は出ない。

2、ピッチが全体に半音の半分ほど低い。(チューナーで確認しました)

先生に伺うと、以下のような話の内容でした。

ケーナは一つ一つ手作りなので、ピッチが合っているとは限らない。先生のケーナも5本目でやっとピッチが良くて、納得できるものが手に入った。

一万円位のケーナだと、ピッチが合っていないことが良くある。

なので、購入するときには、チューナーを持って行って、一つ一つ吹いてみてピッチの良いケーナを購入するしかない。

ケーナは、一万円が一番下の価格で、上になるとキリがない。ただし、高価なケーナになると、ピッチが良くて、3オクターブ目の音も綺麗に出る確率が高くなる。それでも必ずピッチが良くて3オクターブ目も綺麗に出るとは限らないので、やはり吹いてみてチューナーで確認したほうが良い。

と、このようなお話でした。

私の購入したケーナは、音は綺麗に出るし、全体にピッチが低いものの、音同士のバランスはとれているので、他の楽器と一緒に演奏するときには問題があるが、一人で演奏したり練習する分には問題ない・・とのことでした。

とはいえ、他の楽器と演奏することも出てくるかもしれないので、先生にピッチの良いケーナを選んでいただいて、新しいものを購入することにしました。

実は、この後、写真のケーナを吹く角度を変えて、一般的にこのくらいではないかという角度よりもかなり立てて吹いてみると、ピッチが合い、音も出しやすいことがわかりました。その角度だと3オクターブ目のシの音も綺麗に出ます。

このように、ケーナは一本一本の個性がかなり強いので、初心者の頃は自力でbestのものを選ぶのは大変です。

結局、音が出せない状態で自力で良いケーナを選ぶことは難しい

結局、全部の音を綺麗に出すことが出来ない状態で、自力で良いケーナを選ぶことは難しいということがわかりました。

篠笛と一緒です。私は篠笛もああでもないこうでもないと、結局10本くらい購入しました。

篠笛もケーナも一つ一つ手作りなので、ある程度は仕方のないことのようです。

独学しようと思ったら、最初は1万円位のものを購入し、ある程度上手になって自分でケーナの良し悪しを見極められるようになったら、良いものに変えていくしかないようです。(数千円のお土産的なケーナは、やめておいた方がよさそうです)

もしくは、最初からプロの方にレッスンしてもらって、先生にケーナを選んでもらって購入するのが良いのかもしれません。

竹製のケーナと木製のケーナがあります

竹製のケーナは、明るく強い音が出ます。木製のケーナに比べると、やや雑な感じの音にも聴こえますが、扱いやすいという長所があります。

木製のケーナは、竹製のケーナに比べてややくぐもった感じの、哀愁のある優しい音色が出ます。個人的には木製のケーナの音色の方が好きですが、木製のケーナには致命的な短所があります。

それは、ケーナにかぶれる人がかなりの確率でいるということです。私は、最初の2週間くらいは大丈夫でしたが、その後、かぶれて木製のケーナが吹けなくなってしまいました。

かぶれない方も大勢いるので、誰でもかぶれるわけではありませんが、購入するときには注意が必要です。

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感想(0件)

ケーナの運指

ケーナは、篠笛などと違って、G管一種類だけです。(篠笛は1本調子から12本調子まであります)

この表には半音が記載されていませんが、半音は穴を半分ふさいで出します。G管なので、ファは#がついています。

ケーナの音を出してみよう!

ケーナの構え方

基本は、このイラストのように指を置きます。でも、画像検索で見ると、たまに南米の方が左は人差し指と中指の2本で、右手は人差し指から小指まで4本使って演奏している写真があります。左の薬指は他の指に比べて不器用で細かくて速い動きに対応できないので、使わないそうなのです。

でも通常は、左右3本ずつ使って演奏して特に問題ないと思います。

正しく構えるとこんな感じです。

歌口に口を当てて、真っすぐから30度から40度位下がったところで、音が出やすい角度を探します。切り口の丸い部分は顎に付けます。

ただし、ケーナによっても、個人個人の口や顎の形によっても角度は変わってきます。微調整しながら良い音が出るポイントを見つけましょう。

ケーナは、軽く支える程度に持つことがポイントです。しっかり持ちすぎると、指の動きが悪くなったり、速い曲に対応できない原因になります。

また、口元も、軽くケーナを当てるくらいにしましょう。

息の出し方

息は、篠笛と同じで、ロウソクの火を消すときのように「フーッ」とは、吹きません。小さな穴から空気が出るイメージに、ほんの少し「吹く」気持ちを加えます。

安定して音を出せるようになる 篠笛の吹き方step4をご参照下さいね(^_-)-☆

ほんのわずかに微笑むように口の両端を引き、口の真ん中に小さな穴を作ります。最初はなかなか小さな穴はできませんが、練習しているうちに慣れてきますので、安心して下さい。

唇も筋肉なので、訓練するとできるようになります!

小さな穴が作れないうちは、ケーナを吹くために大量の息が必要になり、酸欠になってぐったりすることもあると思います。

やや高齢の方が話してくれたのですが、3か月練習してもケーナの音を出すことができなくて、ついに挫折してやめてしまったそうです。「やっぱりかなりの肺活量が必要なので、若くないと無理ですねー。」と、おっしゃっていました。

でも、口の穴を上手に作れるようになると、それほど息が必要ではなくなり、軽く吹けるようになります。多分、音が出ないのは吹く力が弱いからだと誤解されて、力で吹いて、しんどくなられて「自分はもう年なので肺活量が足りないのであきらめよう」と思われたのでしょう。

カラオケで普通に歌を歌える方なら、ケーナは吹けます。小さい穴をつくる練習と、楽器が鳴るポイントに息を当てる練習をすれば良かったのに・・と、とても残念に思います。

小さな穴を作って音を出す練習方法として、まず、ビール瓶を使って、瓶の口の端に下唇を軽く当てて吹き、「ホーッ」という音を鳴らす練習をしてみてください。それができたら、次にストローを使って同じ方法で音を鳴らす練習をしましょう。ストローの練習は意外と効果的です!細い息をピンポイントで当てる練習になります。

さゆりさん
さゆりさん
じゃあ、私でも大丈夫みたいね!ストローならうちにたくさんあるから、練習してみるわ
ピー助
ピー助
そうそう、その調子です!あせらずあきらめずコツコツ気長にすることが、上達の秘訣ですよ!

息の速さと方向をコントロールする

低い音を出すときは、やや大きめの穴から柔らかい息で吹きます。息の方向はやや下向きです。

高い音になるにつれて、口の穴は小さくなり、息は速く強くなります。息の方向はやや上向きです。

低音から高音になるにつれて、穴が小さくなって息の方向が上向きになっていきます。

高音を出すときに、力いっぱい強く吹くとかえって音が出ません。口の穴を小さくすることで結果速くて強い息になります。まだ小さな穴が作れないときでも、思い切り強く吹くことで高音は出ますが、艶のある綺麗な音になりませんし、しんどくて長く吹くことができません。ケーナは体力がいるから無理と思ってしまう原因にもなります。

「花祭り」や「コーヒールンバ」「コンドルは飛んで行く」など有名な曲は、3オクターブ目のソまで出たら演奏できます。

私は、最初3オクターブ目のソまでは頑張らないで軽く吹いて出ましたが、次のラより高い音は、けっこう頑張って息を上向きにしていました。でも、練習しているうちに、3オクターブ目のドの音まで綺麗に出るようになりました。

3オクターブ目は、細い息を小さな穴から軽く出します。同時に、息の方向を上に向けます。息の方向を変えることはとても大事です。

小さな穴は、小さくて丸い穴ではなくて、「小さくて薄い穴」です。小さくて薄い穴が作れるようになって、正しい位置に息があたると、良く響く艶のある綺麗な音が出ます。

息の方向ですが、下のイラストのように、切り込みのあるところで、丁度息が二つに割れる感じで吹きます。高音を出すときは、上向きに細い息を軽く飛ばす感じで出しています。

練習するときには、まず1オクターブ目の「ミ」の音を鳴らしてみましょう。

1オクターブ目の「ミ」が綺麗に出たら、順番に下がっていきます。出なくなったら、出る音まで戻って、そこからまた始めます。

1オクターブ目が出たら、2オクターブ目にも挑戦しましょう!

2オクターブ目までの音が出るようになったら、童謡など簡単な曲が吹けるようになります。

さゆりさん
さゆりさん
私も簡単な曲をを吹いてみたいわ。何がいいかしら?
ピー助
ピー助
さゆりさんの一番好きな曲がいいですよ!やる気が出ることが一番大事ですから(^^♪

まとめ

・初めてケーナを購入するときには、そこそこ良いものを購入したほうが良い。

(あまり安いものだと、もともと高音が出ないときがある)

ケーナは手作りなので、購入するときは、チューナを持って行って、吹いてみて音を確認してから買うのが安全。(一本一本手作りで、ピッチが不安定だから)

初心者で、ピッチが良くて高音が綺麗に出るケーナが欲しいときは、プロの方にお願いして、購入するのが無難。

・ケーナを吹くために、唇の真ん中に小さな薄い穴を作る練習をしよう!

細いストローを使って音を出す練習をすると効果的。

・低音を出すときは、口の穴はやや大きめで、柔らかい息をやや下向きに出す

高音を出すときは、口の穴は小さく、速くて細い息を上向きに出す

・音が鳴りにくいときは、力いっぱい吹くのではなく、口の穴を小さく薄くする練習をして、細い息をピンポイントで当てる練習をしよう!

step2へ続きます‼