篠笛の吹き方

初めての篠笛  篠笛を買いたい!

ゆめちゃん
ゆめちゃん
篠笛を始めてみたいんだけど…あまりよくわからなくて。どんな笛を持てばいいのかしら?

ピー助
ピー助
いろんな種類がありすぎて、初めてだとわからないよね。簡単に説明するね。

はっちゃん
はっちゃん
僕は、最近和太鼓チームに入って、篠笛もやろうと思うんだ。僕にもわかるように教えてほしいな。

はじめに

 篠笛は、たくさん種類があり、値段も様々です。初めて篠笛を持つときに、何を基準に選んだらいいか、私も本当に迷いました。

初めての方にはわかりにくいのですが、篠笛は一本一本手作りなので、メーカーや作り手によって、まったく個性が違います。同じ方が作られた笛でも、同じ音ではありません。

ある程度上達してくると、どの笛でも鳴らすことができるようになり、よく響く笛なのか、高音が出やすい笛なのか、低音が響く笛なのか、鳴りにくい音があるのか…などがわかるようになります。

でも、初心者のときは、ほとんど音が出せないので、本当にわからないのです。

私は、ピッチや音が悪いのは自分の吹き方が悪いのか、笛の個性なのかわからなくて、ああでもない、こうでもないと、たくさん笛を買い換えました。今ならわかるのですが、とても綺麗な音が出る笛でも、同じ吹き方ですべての音が出せるわけではありません。(このことは、別のところで説明させていただきます)

結局、今使っているのは、5本くらいで、あとの十数本の笛は眠っています。そんな、もったいないことにならないように、初めて笛を買う時の参考にしていただけるよう、私の経験をお伝えします。

おすすめは、「唄もの7穴8本調子」

ピー助
ピー助
はっちゃんのように、太鼓やお囃子の団体やチームに入っている人は、その団体やチームが代々演奏している曲があるはずですので、まずは、先輩に聞いてみましょう。

きっと曲によって使う笛が決まっていると思います。

手作りの笛を演奏しているところもあるそうですよ!

はっちゃん
はっちゃん
そうだね。まずは、先輩に聞いてくるよ。
ピー助
ピー助
初めて篠笛を持って、自分の好きな曲を演奏したいという、ゆめちゃんのような方には、唄もの7穴8本調子がおすすめです。
ゆめちゃん
ゆめちゃん
よくわからないから、詳しく教えてほしいわ。
ピー助
ピー助
では、わかりやすく解説するね!

篠笛 唄物 【篠笛立平】 拭漆 天地巻 7穴 8本調子・9本調子・10本調子・11本調子・12本調子 【七穴 八本調子 九本調子 十本調子 十一本調子 十二本調子 しの笛 しのぶえ】

価格:27,000円
(2019/3/27 21:20時点)
感想(1件)

 「唄もの」とは

 「唄もの」とは、音階がドレミファソラシドになっている笛です。「唄用」「ドレミ調」とも言います。

 では、唄もの以外では何があるかというと、「古典調」です。「お囃子用」ともいいます。

 唄ものは、ドレミ調なので、ほとんどの歌に合わすことができます。童謡、民謡、長唄、昭和歌謡、洋楽など、「こんな曲を吹きたい!」と思う曲をほとんど吹くことができます。

 古典調は、お囃子を吹くときに使います。なので、お囃子の団体に所属している方は、古典調を使われることが多いです。ただ、1人で篠笛を吹くときは、お囃子の笛パートを吹く・・ということになり、少し寂しい気がします。やっぱりお囃子は、太鼓やあたり鐘などと一緒に、みんなで賑やかに演奏したいですよね!

 唄ものなら、「あかとんぼ」も吹ける、「残酷な天使のテーゼ」も吹ける、「糸」だって吹ける、「アメージンググレース」も演奏できる、と、幅が広いので、夢がひろがりますね!

 「7穴」とは

 字の通り、篠笛に7つ穴があいています。6穴の笛もあるそうですが、唄ものは、ほとんど7穴ですので、迷わず7穴を選んで下さい。

 余談ですが、お囃子の笛は、昔は手作りだったので、いろいろあったそうです。穴が4つだったり、5つだったり、とても自由だったそうです。

 8本調子とは 

 8本調子の笛というのは、簡単に言うと、ハ長調の笛です。

 篠笛は、1本調子から12本調子まであります。

 1本が一番音が低い笛、12本は一番音が高い笛です。1本から12本で、それぞれ半音ずつ音が高くなっていきます。笛の大きさも、1~12で、だんだん小さくなります。

 一般的によく使われているのは、6本調子、7本調子、8本調子です。はじめて篠笛を持つときは、この中から選ぶことが多いです。

 6本、7本、8本で、順番に音が半音ずつ高くなるのと、笛の長さが少しずつ短くなります。

 では、初めて篠笛を吹くとき、なぜ8本が良いかというと、まず指で穴が押さえやすいのです。慣れてくると何でもなくなるのですが、穴をきちっと押さえて音を出すのが意外と難しいものです。6本の笛は少し大きいので、手の小さい方だと、慣れないうちは指で穴をきちっと押さえられないことがよくあります。

 それと、笛が大きくなると、息もたくさん必要になります。初心者の時は、無駄に息を吹きこんでしまうので、笛を吹いた後、酸欠になってぐったり・・・ということがよくあります。少し慣れた状態でも、曲の中で長く音を伸ばす時に、8本なら何とか息が続くけれど・・・6本は、しんどい!となることも多いです。

 8本を自由自在に吹けるようになったら、7本、6本と、増やしていって、曲によって使い分けるといいと思います。

 もう一つは、ハ長調なのでピッチを合わせやすいのです。

 「ピッチを合わす?」と思われた方もいるかもしれません。篠笛は、自分で音をある程度作る必要があります。吹き方が悪いと「ド」の音を吹いているつもりが、半音くらい低いとか、高いとか、そんなことがよく起こります。

 8本調子だと、ピッチを合わせるときに、#や♭が無い、慣れ親しんだドレミファソラシド、もしくはCDEFGABCに合わせることができます。

ゆめちゃん
ゆめちゃん
わかったわ。まず、唄もの7穴8本調子を探してみるわ。
はっちゃん
はっちゃん
唄もの8本調子って、調べたら、たくさんあったよ。値段も色々だし、プラスチックとか、カシューとか竹とか、色々ありすぎて迷うな
ピー助
ピー助
うん。それでは、ピー助のおすすめを紹介するね!

篠笛の素材

 私は、最初はプラスチック等の2,000円~3,000円の安い笛で良いのではないかと思っています。でも、2,3か月もすれば、竹の良い笛が欲しくなると思います。そこで2本持つことをお勧めします。

ゆめちゃん
ゆめちゃん
どうして、プラスチックの笛が必要なのかしら?

 初心者の頃は、とにかく暇さえあれば笛を吹くことが大切です。どこへ行くにも、カバンに入れて、空き時間に練習することが上達の秘訣です。プラスチックの笛はお風呂の中でも吹けるし(私は吹きませんが)、乾燥しても割れないし、特別な手入れも必要ありません。一本あったらとても便利です。音色は竹の笛に比べると落ちますが、最初は、篠笛に慣れることが大事です。

 プラスチック以外の素材でも、安くて丈夫な笛なら大丈夫です。

 笛に慣れるまでは、毎日少しでも練習するためにも、安くて扱いやすくて、持ち歩きに気を使わなくてもよい笛が一本あると便利です。

 私は初心者の頃は、通勤時の車の渋滞中、プラスチックの笛を鳴らす練習をしました。職場の一週間泊まり込み研修にも、沖縄旅行にも、いつも持って行きました。

 竹の笛は、乾燥や、高温に弱いので、乗り物などに乗るときに注意が必要です。あまり吹かないで放っておくと割れていることがあります。適度な湿度と、高温になりすぎないことが大切です。真夏に車に置いておくなんて絶対にできません。

 それでも、2,3か月も練習すると少し吹けるようになり、篠笛特有の、少し哀愁のある美しい音色を出してみたいときっと思うでしょう!たとえ今は上手に吹けなくても、「こんな風に演奏したい!」という思いが出てくるはずです。

 また、人前で吹くときには、音色の美しい竹の笛が、やっぱり必要です。簡単な童謡でも、篠笛の綺麗な音色で吹いたら、「涙がでてきました」と、言って下さる方がたくさんいます。

 その時には、そこそこ良い笛を購入しましょう。私の和太鼓の先生は、「へたくそ程、良い笛を持て」と教えてくれました。5,000円くらいの安い竹の笛をもって、ある講習会に行こうとしたら、「そんな笛持っていったら恥ずかしいから、これ貸してあげるから持っていきなさい」と、先生の笛を貸して下さいました。その音色は、5,000円の笛と全然違っていて、本当に感動しました。

 同じ技術を持っていても、楽器が良いと、とても上手に聞こえます。

 篠笛は、そんなに高価な楽器ではないので、3万円位出せば、とても良い笛が購入できます。

 私が普段使っているのは「蘭情」さんの笛と、「立平」さんの笛です。

「巻き」について

 篠笛を調べていると、竹の笛に、何も巻いていないもの、糸、藤(とう)、樺(かば)を巻いたものなどが出てきます。その種類について説明します。

①素竹(すだけ) 巻きのないもの。何も巻いていないので、音が出しやすい。半面、乾燥や高温に弱い。

②天地巻(てんちまき)  笛の両端に巻いたもの。素竹に比べると割れにくく、力強い音が出る。

③半重(はんしげ)  天地巻と総巻の間くらいの巻きのもの。

④総巻(そうまき)  笛全体に巻いたもの。強度があり、力強く響きの良い音が出る。

 色々あって迷うと思うのですが、私は最初に先生がすすめて下さった天地巻きを使っています。私の太鼓の先生や、篠笛の先生も、コンサートなどの時に見ると、天地巻きを使っておられます。

 塗りで、金箔で模様を描いた笛など、色々な笛がありますが、巻きとかデザインは、お好みのものを選ばれたら良いと思います。

 気に入った笛を持ったら、やる気もアップして、ますます上達すること間違いなしです!

ゆめちゃん
ゆめちゃん
よくわかったわ!さっそく笛を買ってきま~す!

まとめ

・初めての時は、「唄もの7穴8本調子」がおすすめ

 8本調子を上手に吹けるようになったら、

 7本、6本にも挑戦しよう!

・最初は、プラスチック等の、安くて扱いやすい笛を一本持とう!

 少し慣れたら、思い切って良い竹の笛を購入しよう!

・巻きやデザインは好きなものを選ぼう!

篠笛の吹き方step1に続く(^^♪

ピー助
ピー助
一気に読みたい方は、こちらにどうぞ!

篠笛の選び方・吹き方・練習方法すべてまとめました!