篠笛の吹き方

篠笛の吹き方 step3 (篠笛の練習方法)

ピー助
ピー助
ゆめちゃん、はっちゃん、篠笛の練習はうまくいってる?わからないことはないかな?
ゆめちゃん
ゆめちゃん
まだ、何がわからないのかわからないのよ。毎日練習してるけど、あまり上達しないの
はっちゃん
はっちゃん
どんな練習をすればいいのかな?一日30分くらいの練習でだいじょうぶかな?
ピー助
ピー助
そうだね。学校みたいに宿題があるわけじゃないから、何をしていいかわからないかもしれないね。今日は効果の出る練習方法を紹介するね!

篠笛 唄物 【篠笛立平】 拭漆 天地巻 7穴 8本調子・9本調子・10本調子・11本調子・12本調子 【七穴 八本調子 九本調子 十本調子 十一本調子 十二本調子 しの笛 しのぶえ】

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感想(1件)

基本練習は音出しから

step1でもお話しましたが、呂の六が一番出しやすい音です。まず、呂の六をしっかりと出しましょう。呂の六が雑味のないきれいな大きな音で吹けたら、五、四、三、二、一と下がっていきます。筒音は滅多に使わないのと、きれいに出すのが難しいので、最初は出さなくても大丈夫です。一まで吹けたら、次は上がっていきましょう。

次に、呂の六、七、甲の1、2、3、4・・・と、あがっていきます。途中で出なくなったら、そこからまた一音ずつ、下がっていきます。

2拍ずつ、丁寧に吹いてみましょう。

六五、五四、四三、三二、二一  一二、二三、三四、四五、五六

六七、七1、12、23、34、45、56、67、78

87、76、65、54、43、32、21、1七、七六

甲が全部出るようになったら、大甲の練習をしましょう。

大甲は、最初は3まで出せるように練習しましょう。大甲の3は、太鼓と一緒に吹くときなどは、よく使います。大甲の4は、たまに使いますが、大甲の5は、私は今まで曲では使ったことがありません。

全部の音が出るようになったら、次は良く響く大きな雑味のない音を出せるように練習しましょう。

小さい音を長く吹く練習をしよう

次に、呂の六で、できるだけ細く長く吹く練習をします。

その際、何秒吹けるかタイムを計って、毎日少しずつ記録を伸ばしましょう。

小さい音をきれいに出すためには、唄口に、息を的確に当てないといけません。また、篠笛にはロングトーンが必須ですので、大切な練習です。

この練習方法は、私の一番尊敬する先生のワークショップで教えていただいたのですが、私の経験の中では一番上達に必要な練習ではないかと思っています。

実は、先生に教えていただく前に、小さな音で吹くと、本当に上達したという経験があったので、よけいに納得したのです。

私が和太鼓チームの笛担当だったころ、本番前に、太鼓の音を口で表現して練習するという方法がありました。太鼓は爆音なので本番以外で音を出すことができないからです。その時、笛はできるだけ小さい、蚊の鳴くような音で吹きます。

この、蚊の鳴くような音は、唄口に針のように細い息がきちっと当たらないと出ません。でもその時は、そんな意識はなく、近所迷惑になったらいけないという、その一心で、必死で小さい音を出していました。

ある時車の中で、「口の太鼓と蚊の鳴くような笛」で一時間以上練習した後、普通に吹いたら、急にびっくりするほど上手になっていました。今までになく吹きやすいし、音もきれいなのです。小さい音の練習って大事なんだと実感して、ちょっと感激してしまいました。

小さい音の練習なら、近所迷惑にもならないし、どこででもできます。

この練習をすると、ロングトーンも上手になります。

ロングトーンができるようになると、曲の表現力も格段にアップします!

(※ロングトーンとは、一定の長さを音程を変えたりしながら、出し続けることです。頻繁に息継ぎが入ると、曲が切れ切れになるので、ロングトーンが必要です)

正確な音を出そう

ある程度の音が出るようになったら、その音が正確に出ているかどうか、チューナーで確認しましょう。

チューナーで自分の音を聴いてみたらわかるのですが、高かったり、低かったり・・・自分で思っているよりも正確な音が出せていないことがわかります。

これが篠笛の難しいところなのです。ピアノやエレクトーンなら、弾くだけで良いのですが、篠笛は、ピッチ(音程)が正確かどうか、常にチェックが必要です。

ピッチが悪いと、聞いている人からは、音痴に聞こえます。また、笛でハモるとき、他の楽器と一緒に演奏するときに困ります。

篠笛は一つ一つ手作りなので、全部の音がピッチ良くて音が出しやすいという笛は、ほとんどありません。この音だけはカリ気味にふくとか、この音はメリ気味に吹くとか、工夫しながら吹く必要があります。

なので、一つこれという笛を決めて、その笛で練習を重ねていくとよいと思います。そうすると、一つ一つの音の出し方を体が覚えて、考えなくても吹けるようになるのです。そういう意味ではスポーツとよく似ています。毎日練習することで、体に動きを覚えさせる・・ということが大切です。

上手になったら、どの笛でも吹けるようになりますが、最初はあっちこっちに目移りしないほうが良いのではないかと思います。

お気に入りの歌を演奏しよう

良い音が出るまで毎日音出しばかりだと、楽しくないし、上手にもなりません。

篠笛は、音がきれいに出ることが一番ですが、指がスムーズに動くことも同じくらい大切です。

指がスムーズに動くためには、たくさんの曲を演奏することが一番です。最初は多少難しくてもよいので、「一番好きな歌」を練習しましょう。「一年後に吹けたらいいや」くらいの気持ちでも構いません。

音出しで、順番にきれいな音を出すことはもちろん大事ですが、歌を演奏するときには、隣り合った音だけではなく、音が飛んだり跳ねたり、速くなったり遅くなったりします。一オクターブ以上音が飛ぶ曲もあります。離れた音を、曲の流れの中で綺麗に出す練習も必要です。

また、楽しみがあったほうが、練習にハリが出ます。

私は、初心者の頃は無謀にもジャズの「テイクファイブ」を演奏したいと思って、半音だらけの難しい曲を一年くらい練習していました。友人には「テイクファイブを篠笛で吹く意味がわからん」と言われたりもして、曲も完成しませんでしが、おかげで半音を出すのが上手になりました。

今は、私もテイクファイブは篠笛には向かない・・と、言い切れます(^^;)

何でもいいのです。曲は。

「大好きなこの曲を篠笛で吹けるようになったら、○○さんに聴いてもらいたい!」

みたいな目標があるといいですね!

ゆめちゃん
ゆめちゃん
いつか大好きな曲をみんなの前で披露してみたいわ!
はっちゃん
はっちゃん
僕は、今の和太鼓チームで、仲間の太鼓と一緒に吹きたいな!たくさんの観客の前で、カッコよく演奏するんだ!

練習のしすぎはNG

「今まで散々練習練習と、ひつこく言ってたのになんでやねん!」(急に関西弁)

と、思われたでしょうが、これには、ちゃんと訳があるのです。

顔の頬っぺたや口の周りの筋肉は小さいので、大変疲れやすいです。

一日20分から30分も練習すれば十分だと思います。

私は、笛の吹きすぎで、本番で音が出なかったことがあります。また、口の周りの筋肉が痛くて一か月くらい吹けなくなったこともあります。

今でも、本番の前は、あまり吹きすぎないようにしています。また、前日にちょっと吹きすぎた時は、次の日は吹かないなど、調整しています。

「無理なく、楽しく、毎日コツコツ」が大切です(^^♪

まとめ

・音出しの練習をして、全部の音を出せるようになろう。

・小さい音をできるだけ長く吹く練習をすると、上達が早い!

・篠笛は、ピッチ(音程)を自分でコントロールしないといけない。チューナーを使って正確に音を出そう。

・一番好きな曲を練習しよう。

・でも、練習のしすぎは✖ 一日20~30分程度が適量

篠笛の吹き方 step4へ続く♬

ピー助
ピー助
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篠笛の選び方・吹き方・練習方法すべてまとめました!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!