こんにちは!
今は、桜が満開です。今日はお天気も良くて、絶好のお花見日和です。
でも、だんだんと新型コロナウイルスが拡大してきていて、だんだん外出が怖くなってきました。
ずっと家に閉じこもっているのは、健康にも良くないのですが、今は我慢の時ですね。
三密を避けると良い、とのことなのですが、私の職場はテレワークできるような職種ではなく、思いっきり三密です。それもただの三密ではありません。
10歳にもならない子供さんが相手の職業なので、人と人が団子状態になっています。仕事をしていると、背中に一人、目の前には手元が見えなくなるほどみんなが頭を寄せ合って来ます。
何かあったときには、どうなるのだろう・・・といつも思っています(;^ω^)
毎日このような状態なので、「アマビエ」を見つけたときには、ただの伝説で見過ごすことができませんでした。
妖怪アマビエ
アマビエとは、京都大学付属図書館に所蔵されている一枚の瓦版に描かれている妖怪なのです。

この瓦版によると、弘化三年四月中旬という日付になっています。西暦に直すと、1846年です。
右側に難しい文章が書かれていますが、読めるように直すと、こんな感じの内容だそうです
肥後国海中へ毎夜光物出る。所の役人行き見るに図のごときの者現ず。「私は海中に住むアマビエと申す者なり。当年より6ヵ年の間諸国豊作なり。しかし病流行。早々私を写し、人々に見せそうらへ。
肥後国というと、熊本です。熊本県の海中に毎晩光るものがあって、役人が確かめに行きました。
すると、海の中に住む「アマビエ」という妖怪が現れて、6年後に病気が流行するので、自分の姿を写して、人々に見せるように・・・
と、告げて、海中に消えたそうなのです。
妖怪「アマビエ」を描き写しました
そこで、私も妖怪アマビエを描き写しました。

あまり上手とは言えない絵なのですが、できるだけ、たくさんの方に見てもらえると良いな・・と思います(*^-^*)
アマビエは、水木しげるさんの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場したことがあるそうです。
ほんの二か月ほど前だったら、妖怪なんて子供だましだとか、医療が進歩していない時代の気休めだと、気にも留めなかったと思います。
でも、今の状況は、江戸時代に疫病が流行したときと同じように、自分たちで打つ手がありません。
いつか、世界中、日本中の医療の先端、技術の先端を担う方が、何とか新薬やワクチンを開発してくれるのを待つばかりです。
それまで、出来るだけウイルスを拡散させないように、一人一人が行動を自粛する・・・という、そんなことくらいしかできません。
これは、江戸時代の人が、自分たちで打つ手が無くて、神頼みになっているのと、よく似た状況です。
こんな時代だから、妖怪「アマビエ」が流行っているのでしょうね。
見れば見るほど、愛着が湧いてくる「アマビエ」
私も、新型コロナウイルス収束を願って、アマビエを描きました。
描く・・という作業をすると、何となく見過ごしていたものをじっくりと観察することになります。
すると、妖怪アマビエが、とても愛らしく見えてきました。
色は、勝手に想像して付けたのですが、海の中の妖怪ならこんな感じかな・・などと想像しながら色を付けるのが、意外と楽しかったです。
江戸時代の絵ではありますが、味方によっては「人魚」のようでもあります。
耳に何か付けていますが、これも味方によってはイヤリングにも見えます。
光っていたとのことなので、きっと神様の使いか何かの妖怪なのかもしれません。
「自分の姿を書き写して、人々に見せろ」というアマビエの言葉を信じて、私も妖怪アマビエの言うとおりにしてみました。
アマビエを書き写しただけなのに、不思議と気持ちがアップする
ニュースを見る度に、ドキドキしたり不安になったりするのですが、何も知らないことがもっと不安なので毎日ニュースで感染者数をチェックしています。
不安と言うのは、きっと自らなすすべが無いという状態のときに強く感じるようです。
例えば、心配事があっても、大変な試練があっても、自分が着々と少しずつでも改善に向けてやることがハッキリしていると、不安になることはありません。
「大変だけれど頑張ろう」と、勇気が出ます。
でも、今は、じっと息をひそめて、新薬やワクチンが開発されるのを待つばかりです。
人にもよると思うのですが、私の場合「待つ」ことしかできないことが少し苦手です。
自分も何かできることがあったら何かしたいのです。
そういう意味では、「アマビエ」を描いて、ちょっと気分がアップして、楽しい気持ちが持てたのでした。
この、とぼけたような姿、妖怪なのに、全く怖くなくて、愛らしい姿、好きになってしまいました。
妖怪アマビエさん、世界中から新型コロナウイルスを撃退してください!
よろしくお願いいたします(^^♪